なるほどなぁ。

まぁ実質的に振られた側は、自分のほうに理由があるのではないかと当然に考えるから、こうしてぐるぐる考えてしまうのも分かる。そして分からないから、相手がはっきり言ってくれないから、自分で自分の調査をすることになるよな。自分というのは、誰よりも自分の痛いところを知っている人間で最強の敵でもあるから、自分で自分の悪かった部分を探すと本当に痛いところばかり突くわけだ。外から見れば「そんなに卑下しなくても」と思うけども。

そんなこんなで君は自分の性格について語っているよな。そして君は自分のことを「かわいげがない」と否定する。君にとって一番のポイントなんだろう。

校長は今回の別れ（彼の熱量低下）がどうして引き起こされたのかいまいち分かってないけれど、例えば「かわいげがない」だって、性的魅力を感じないということなのか、生意気ということなのか、重いということなのか、いろいろあるよな。例えば「重い」「生意気」ということだって、最初から彼氏は恋愛にかける熱量というのがさほどなくて、「そこに異論を挟む相手は生意気」ということかもしれないし、「それでネガティブになる女は重い」ということかもしれない。すると、生意気な態度を取ってしまったとか、重いことを言ってしまったというのは、自分の性格の問題なんだろうかという話にもなってくるよな。最初から相手のスタンス、設定に無理があったのではないか、と。相手が都合よく搾取しようとしたことが主因で、それを自分の心が拒否しただけと言えるかもしれない。

何が言いたいかというと、「自分の性格が良くなかったのか」という視点だって、実は相手の問題だったとか、組み合わせの問題だったということが、よくあるんだよな。例えば同じ相手でも（同じ組み合わせでも）、出会う時期が違って、相手が結婚したくなっていたり仕事に少し余裕ができていたら、注がれる魂の量が違って、自分の性格もかわいいところがたくさん出ていたかもしれない。タイミングとか環境とか、そのときの「ちゃんと付き合うつもりがあるか」の意思などによって、同じ性格でも出す顔は全然違うものだ。もし今回、君がかわいくない顔を見せたのだとしたら、それは性格がかわいくないのではなく、かわいい顔を出せなかっただけじゃないかなと思う。

だいたい今までのメールも読んできたわけだが、性格なんてなーんも問題ないし、大丈夫だから。相手とか環境とか様々な条件で、普通に、素直でシンプルで明るくてかわいくいられるから。そこを疑う必要なんかない。

今回はたぶん、君が言うように「忙しかった」ということと、そこまで魂を注げなかった、面倒になってしまった、ということだと思うぞ。うまくいく道筋があったのか疑問だけどな。

「相手とは根本から完全に終わっていると思うか？」

べつに君が彼にこだわる必要もないと思うが・・・。答えるのが難しい質問だなぁ。完全に終わったわけではなく、根深いものがあってどうにもならなくなったとは全く思わない。が、彼がもう戻る気がない性格だったり、そこまでの熱量がない（面倒くさい）と感じることで、復縁する目はほぼなくなっているかもしれないな。

でもダメもとで、自分がリフレッシュして、気軽に会ったり連絡したらいいさ。君はまだ若いんだから、それを利用して、まぁまだまだ未来があるのは自分のほうだと思うぐらいの気楽さで接したらいい。そういう楽な気持ちが微妙に形勢に響いてくることはある。

「付き合った人と長く続くためにはどうしたらいいか」

何か言いたいけど、分からない。たまたまかもしれないし、相手選びで短く終わりやすい偏りを生んでしまっているかもしれないし、全てが違う原因だったかもしれない。恋愛はやたら変数が多いわりに、人生でそうたくさんはデータを取れないからな。明らかに同じ形を繰り返してきたというケースもあるっちゃあるけども。

校長としては、特に若いほどそうだけど、改善点を探るより、また気持ちを立て直して自分のいいところを伸ばしなさい、楽しく生きなさい、って思うけどな。より素敵になるという、前方向の意識だけで良い。復縁とか、他の幸せとか、結果として寄ってくるから。

もう少し輪郭がはっきりしたものがあったら指摘するしな。君は、また前を向いていけ、でいいと思うぞ。

自信を取り戻し、恋愛での笑顔や活動が増えますように。
この悩みや紆余曲折が幸せの栄養になりますように。