※相談文は10倍の長さがあるため要約されています。
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【相談要約】甘えたいのに「心の鎧」が脱げない
仕事柄しっかり振る舞ってしまう20代女性。恋愛でも弱みを見せられず、甘えられないのが悩みです。原因は大学生の頃の親の離婚。信じていた母の裏切りがトラウマになり、人を信頼するのが怖くなってしまいました。自分を守るため明るいキャラを演じるも、結果的に「友達止まり」や「重い」と言われる悪循環に。長期的な誠実さを求めていますが、心の鎧を脱げず、どうすれば心から繋がれるのかと苦しんでいます。

(二十代前半、ものを教える仕事)恋愛の話なのですが、私は人に甘えられません。弱みを見せられず、いっつもしっかりした自分でいてしまいます。そこで、私が人に甘えられるようになる方法を考えていただきたいです。
なぜかというと、いっつも恋愛でモヤモヤするからです。仕事的にもしっかりしなきゃいけない場面が多くて本当は昔、親に甘えてたみたいに、誰かに甘えたいのですがそれが出来ず心から人と繋がれないと思っています。甘えられない理由は甘えた(私にとっては甘えるイコール信頼する)としてその後裏切られるのが怖いからです。
裏切られるのがなぜ怖いのかと言うと、大きな原因は親の離婚です。大学生の時に親が離婚しました。理由は分かりませんし、聞きたくないので聞いてないです。ただ私が昔見てた両親が離婚するなんて信じられなくて、正直今でも現実味がないです。世の中には絶対なんてないと分かっていますが、両親だけは離婚しないと思ってたし、だいぶ薄れてきたもののまだショックを受けているんだと思います。
多分離婚の原因は母なのですが、母は私のことが大好きでした。特に勉強をかなり頑張らせられたのですがその結果**(とある職業)になってしまったので兄弟の中で私の話をする時が1番鼻高々です。たまたま出来が良い娘だったので言葉でも行動でもかなりの愛を貰っていました。
その母が裏切って何かをしたわけで(そうでもしないと父は離婚しないと思います)、あんなに行動で示してくれた人でさえ、家族を、私を裏切るんだという経験がやっぱりトラウマです。この一件で心から人を信頼するのが怖くなってしまいました。
親の離婚は急で、そこまでは両親ともに心から愛されてきましたが、大学に入って親が離婚したという話題を出せる訳もなく私の事情お構い無しに世界は進んでいくので、性格を変えたりする訳にも行きませんでした。
その結果明るい性格は変えず、私は人のために動くのも好きなのでそこは変わらないのですが、いつの間にかそれが仕事モードみたいになってしまってどんな状況でもそのキャラになれるようになってしまいました。
仕事がそこそこ暇ですが楽しいのは明るいモードの私で、まあ生徒だから、と割りきれているのでこんな悩みは出てきません。しかし、恋愛となるとデートの時は良い印象を持って欲しいし、場が盛り上がらないのは嫌なので明るいモードになるのですが、私のネガティブな部分を出せないまま終わることが多いです。しまいには友達っぽすぎて恋愛として見れない、とよく言われます。
私だって好きでこれをやってる訳じゃなくて、自分の防衛のためにやっているのにそう言われるのは正直腹が立ちます。
ちなみに友達にはこうはなりません。分析したのですが、やっぱり付き合いがみんな長くポジティブな部分もネガティブな部分も知ってくれていること、あとは傲慢ですが私が言いたいことを指摘してもそれだけで関係が切れるような人達じゃないと思っていること、あとは信頼できる行動が長期間見られることが挙げられると思います。
これに当てはめて考えると、私に長期的に信頼が分かるような行動をしてくれることは心の壁が壊れる1個のステップだと思っています。例えば付き合う前にボディタッチ無しで何回も会ってくれるとか、旅行に行ってきた時にちょっとしたお土産くれるとか、そういうのはすごく信頼できる要素です。
ただ最近あった男の人たちが悪いのかどうかはわかりませんが、心に違和感が残る男ばっかり引いてしまいます。信頼できる行動がないというか、、、(デートの1回目で手を繋いでくるとか)
このままだと固い鎧がもっと固くなってしまって、この先人と心から繋がれる恋愛ができないんじゃないかと悲観している自分がいます。多分前の悩みの寂しさの悩みも、あと2ミリくらいのこのバリアを割ることが出来ないことから来てる寂しさなのかなと思うと腑に落ちます。
とはいえ会った最初から親の離婚の話をして同情を誘うのは違うし、明るい部分も含めて私なのでそこを見せたくないわけではありません。
ただ一旦信用するとほんとに疑わなくなるのも私の性格です。恋人にそうなれたのは過去何回か付き合った中で1回くらいです…。その時は境遇が似てる人だったので分かり合える部分も多く、ネガティブな部分も出せたのですが、片親同士惹かれ合うのもなんか、、というか、、、
ちなみに友達から付き合えばいいじゃん、と周りから言われますが友達はほんとにドキドキしない&恋愛として見れた試しがなくて、男友達も友達だから付き合える的な部分が多いです。
10か月前くらいに一旦甘えられなくても付き合ってみるか、と思って付き合ったらやっぱり最後は苦しくなりました。というのも、頑張って私になりに甘えてみたら重いと言われ、熱量の違いで別れたのでとりあえず付き合ってみようよ、というのも私の中では怖いです。
支離滅裂で、考えに考えを煮つめすぎた悩みかもしれませんが、回答していただけると幸いです。心から恋愛がしたいです。
長文になってしまいすみません。
「甘える」というのは、君が説明しているが、信頼して心を開くっていうことだよな。そしてそれができなくなった原因のところで、親の離婚を大いに挙げている。きっと仕事でも頼られる立場になってばっかりだろうし、自分なりに甘えてみたら重いと言われた、なんて体験もあったわけだ。
そんなことがあれば、そりゃもう鎧もどんどん分厚くなるよな。そしてそれが「心から恋愛できない」とリンクするのもよく分かる。信じることで裏切られたとか、そういう痛みがあれば、まず心を守るほうに動くからな。きっと生き方としてそれが必要だったのさ。硬くなることが、君の心のために、大げさに言えば生き延びるために必要だったってことだよな。それはもう全然悪くないことで、君の心がそういうモードにしてくれて、とりあえずはやってこられた。でもきっと、こういう相談がきたわけだから、そろそろ君の心が「防御を解いていいですよ」って言い始めているんじゃないかなと思うぞ。
親の裏切りの件だけども・・・君の感じ方を否定するわけではないんだが、まぁ・・・裏切ってないんだよなぁ。何があったか知らないけども、例えば何か家庭をぶっ壊してもおかしくないことをしていたとして、それが「君のことを愛している(ちゃんと愛情を注いできた)」ということと矛盾するわけでもない。そして、きっと、そう思われて傷つけてしまっているんじゃないかということに、君のお母さんは傷ついて心苦しく思っているさ。それは、地球に海もあれば火山もあるっていうだけのことなんだよな。画用紙に青を塗って、そこに黒を追加で塗ったからって、青がなかったことになるわけじゃない。
まぁそれは傷つけられた君が理解できなくても仕方がないけど。校長は、こうして3500回も相談に乗ってきて、なんなら受け取ったメールは2万件、いや雑談系まで含めれば10万とか20万とかいう悩みとか赤裸々な気持ちに触れてきたわけ。それで、本当に心優しい人が裏切りのような行為をしていたり、えげつない欲を持っていたりするのを見てきたんだけども、べつにそういうことがあったから人格が変わるなんてことはなくて、やっぱり心は優しいままで本当に世間の悲しいニュースに涙したりとかしているんだよな。まぁ、それを信じるキャパは、なかなかうちらにはないさ。人の器は有限だから。例えば犯罪者に優しい側面があるなんて信じるのは難しいし、当事者ならそこまで理解しようとしなくてもいいぐらい。だけど、それがどうしようもなく本当の話で。
君とお母さんという濃密な関係の中で、校長という外様が代弁するのはおこがましいと分かっているけども、君のお母さんがちゃんと君を愛していたことや大事にしてきたこと、何一つ否定されていないと校長は思うぞ。だから許せとか、そんなことは言わないけどな。
「このままだと固い鎧がもっと固くなってしまって、この先人と心から繋がれる恋愛ができないんじゃないかと悲観している自分がいます」
大丈夫。さっきもちょろっと言ったけど、こういう風に変わっていきたいなと思った時点で、鎧を脱いでいくことに価値を見出していて、それってもう、一歩踏み出しているってことなんだよな。そういう方向をもう見ている。
校長なんて、全く気持ちとか言わない論理脳の高プライド人間だったけど、今はめっちゃくちゃ緩んでるんだから。で、校長は君もこれから変わっていくと思うけども、いろいろ意識するともっと緩んでいくと思う。それでこれからは「そうしても大丈夫だった」という実績を重ねていくことが大事。
何をしたらいいかっていうのは、例えばこんなのが効く。
◆余裕を持つこと
一朝一夕にはいかないが、仕事とかファッションとか何でもかんでも自信がついて、おかしくない自分を感じたり、自分を肯定できる分だけ、痛い部分も含めて気持ちを素直に吐き出せるようになる。
◆周りがさほど自分のことを気にしていないとよく感じること
自分が周りをどう感じているか考えてみれば分かるが、鎧なんて着なくても、思ったまんまぶっ放しても、特に君ぐらいあれこれ考える人ならば(どうせ制御がそこそこ利いてるから)、おかしく思われないし周りは大して気にしていない。それをよくよく感じたほうがいい。
◆どう思われるかを制御することに諦めること
まぁ周りがどう思うかについてある程度諦めたほうがいい。君はある程度好きなように思うところを言って、周りからどう思われるかはおまかせ。そんな他者の反応をデザインするより、気持ちを言うほうがよっぽど大事だから。
◆恋愛のもつれなど様々な理由で人が去っていくことに諦めること
例えば自分が行動で百点取ったって、出会ったタイミングとか予想できない心理変化とか様々な事情で恋愛は終わるときもある。そういうのを「自分が鎧を着たからだ」「鎧を脱いだからだ」と思い込んでも、正しくないことが多いんだよな。もっとたくさんのことが動いている。だから、いろいろなもつれでそういうことは起こるから、最初から少し覚悟しておいて、そういう悲しいことまで含めて痛くて甘美な恋愛であって、例えば別れたからと言って自分の性格がどうこうと思わないこと。そういう覚悟というか諦めで、ちゃんと気持ちを出していこう、素直になろう、とすること。
◆正直な言葉を言うこと、気持ちに関する言葉をいっぱい使うこと
これが一番大事かもな。リハビリの中で。校長が二十代半ばから一番意識したこと。もう、これが好きとか、嬉しいとか、気持ちを言えない自分に嫌気が差して、じわじわ口にしていこうと思ったわけ。好きな子に「かわいい」が言えるようになったのもそのころからなんだよな。それはモテのテクニックじゃなくて、もうどう思われてもいいや、思ったこと言おう、なんなら好きな子相手じゃなくてもいいや、っていう結果。君だったら「いや、やっぱ自分を出すのって怖いんだよ。だから恋愛は苦手なんだよ笑」って変な空気にならずに言えるようになるといいかもな。
◆恥をかいたり弱みを見せることに楽しみを見出すこと
変な話なんだけども、だんだん年齢が上がってくると、正直なことを言ってしまってちょっと血圧が上がる感覚を、やや楽しめるようになってしまうんだよな…。難しいかな。それをやってみって思うなぁ。「いやそんな自信ある人間じゃないんだって」とか「こう見えても家では結構泣いてるよ?」とか言ってるうちに、胸がぎゅーっていう感覚が、不快なような、笑えてくるような感じになってくる。生きてるって感じ。二十代後半の校長で言えば、女の人に「かわいい」って言ってみるときの血圧の上がり方に、自分で笑うっていう感じかなぁ。不快なものとか恥ずかしいストレスを笑える回路に接続しちゃうってことなんだけども。
・・・
嘘だと思ってやってみてほしいなぁ。3年ぐらいでびっくりするぐらい変わるから。そしたら、だんだんと、そんな自分でもいいんだっていう実績ができて、まぁパートナーがどんな人かの問題もあるが「心からの恋愛」ができるようになるさ。少なくとも君のほうはその準備が万端になる。校長は実体験で分かってるから自信を持って言えるな。ぜひぜひ。
長いけど、最後にもう一つ言わせてくれ。自分を出せないって悩んで不安だってことは、かわいいってこと。だけど、それが、悩んでいないかのような、強く、上手く隠してしまえていると、ちょっともったいない。不安で弱いっていうのはかわいいっていうこと、よく覚えておいてくれ。もうそんなんでいいやって思えてくるかもしれないから。
君のつらかった体験も、その意味が少し変わって、気持ちが緩み、鎧を少しずつ脱いでいけますように。そして「それでも大丈夫だった」を重ね、未来の君が、好きな人の前で心から笑って泣いていますように。