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【相談No.2322】高3になり受験のモチベーションが消えてしまった

※相談文は10倍の長さがあるため要約されています。
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初めまして。17歳女性です。

高校3年生になってから、急に受験へのモチベーションが消えてしまいました。本当に急に、ぷっつりと消えてしまったんです。その原因が知りたくてメールさせていただきました。

私はどうしたらいいのでしょうか。私はなぜこうなってしまったのでしょうか。私に何か新しい見方をください。最近ずっとこんなことばかり考えてしまっています。

本当に長い文章ですが、返信していただけたら嬉しいです。

【校長】甘えではなく、甘えられなかったからこそ
深いため息が出るな。はぁ。本当に。

多くの人に言っていることだから、また同じって思われるかもしれない。けど、だから、そのたびに魂を込めて言わないといけないんだけど…。君、本当に親の期待に応えなきゃとか、いっぱい自分をいじめながら、思い悩んでここまで来たじゃないか。「本当はこのぬるま湯に浸かっていたいだけなんじゃないか」とかさ、自分を疑うなって。自分がいっぱい戦ってきたこと、一番知ってるのが自分なんだから。よくやってきた。そう自分に言ってやってくれよ。君が自分に言えないなら校長が言う。いっぱい頑張った。君が否定しようが譲らんぞ。

ちょっと冷静に考えてみると、君は本来はすごく賢い子で、努力できる子だった。素の状態は間違いなくそうだった。だからそれをまずは忘れるな。疑うな。大丈夫か?そこはがっしりに胸に刻んでくれ。

だけども、まず小学生のころ、いっぱい叱責されて、勉強に悪いイメージがついたんだよな。勉強と叱責は心の中でセットになってしまった。その後もすごくお父さんの眼を気にしていて、まぁ努力して認められたり(認められたというのはお父さんのことではないかもしれないが)、結果が悪ければ否定的なことを言われるわけだよな。誰でもそうなんだけど、こうやって上げたり下げたりと心をぶん回されると、すごく心が削られるし、やっぱりぶん回した人(今回はお父さん)のことをすごく気にしてしまうんだよな。

それもあって、まぁお父さんの意に沿うような進学先を選んだわけだ。お父さんの影響下でここまできたというのがはっきりと分かる。そして、ちょっとした反抗心を出しているところもあるし、お父さんの意向に沿うことが君の願いでもある・・・というわけじゃないんだよな。

「行動がついてこなくなりました。逃げたいだけだと思います。甘えたいだけだと思います」

さっきも言ったが、そう言いなさんな。そう感じたことはもちろん尊重するけども。まず責めるのやめよう。だってどう考えても、心が、もう無理だって、君を守ったんだから。甘えてユルくいられる君なら、もっと前に甘えてるさ。それができないからここまできて、こんなに苦しんで、ようやく急ブレーキがかかるような形になったんだから。むしろ甘えなかった結果。

それと、ここまでお父さんの影響ですごく苦しんできたけども、いつか君は自分の人生を自分の手元に取り戻さないといけないよな。それは、すぐ、ぱぱっと切り替わらないわけ。校長なんかは小6で母親にクソババアとか言って泣かせてたけど(※ちゃんと仲は良い)、一旦そうやって激しい言葉で親の影響下を離れられたから、その後で自分の手で生きてる感じがあったわけなんだよな。やっぱり、こう、自分の手に人生を取り戻す切り替えのときには(過渡期には)、親の思い通りにならない期間みたいなのがあっていいのさ。今はきっとそんな期間で、親の思い通りにならない自分が、どーんと出てきたってことだと思うぞ。それが「もう無理」として出た。

ごめんな、受験の大事な時期なのにこんなこと言って。きっと、いっぱい寝込んだり、悲嘆したり、もうダメだって落ち込んで、休んで・・・。それが君に必要で、それが次に行くための大事な時間なのさ。たぶんそれは受験勉強を急ぐことよりもだ。校長だってすごくつらいとき、しょうもないと思うことに逃げてしまうときはあるけど、それって本当に自分に嫌気が差しながらも、「また戦うために必要だったのかも」とも自分で思うんだよな。悲しいこととか弱ることってないほうがいいように思うけど、深くこもって深く息を吸って、また元気がやってくるような感じ・・・分からなかったらすまん。

あとは、すぐではないけど、これからは徐々に自分で選んでいけるようになるといいよな。お父さんの判断に反して。お金出してるなんて関係ないさ。お金出してても娘が潰れたら意味がないんだから。君が、こうしたいんだって、いつか言ってみ。テコでも動かんと思ったら親だって折れる以外にないし、ここが複雑なんだけど、その諦めが嬉しいときもあるのさ。あぁだったらしょうがねぇって。それに意志を通すような話でなく、今は努力できない、できないもんはできない、だったとしても親はお手上げだからな。折れるしかないんだから君はもう開き直っていこ。無理か。

とにかく一番言いたいことは最初に言ったこと。よく頑張ったし、それを自分だけがよく分かっているんだから、自分を疑うな!だな。疑うなら校長が言うぞ。よく頑張った!譲らんぞ(しつこい)

この回答が少しでも君の気を軽くし、罪悪感が軽減され、動けなくなったことも自分にとって必要だと感じられますように。そして、この頑張れなくなったことも「それで良かった」と思える未来がやってきますように。ついでに、君だけでなく、お父さんもお母さんも幸せでありますように。

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